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4年分の想いを込めて

[2023.06.27]
10回目の出場となるサロマ湖100kmウルトラマラソンは、楽しくて、楽しくて、楽しくて仕方ないレースだった。コロナ禍で開催されなかった4年分の想いを込めて、最高の笑顔で9回目の完走を果たすことができた。

思えば第29回大会のあの日、想像を遥かに超える暑さの中、マラソン人生初のリタイヤをしてしまった。それは暑さのせいだけではなく、自身の弱さのためだった。『もうここまで頑張ったのだからいいだろう』『あと40km近くなんて絶対に走れない』『どうせ走っても関門に引っかかる』など、数え切れぬほどの言い訳が、63km地点でリタイヤを宣言させた。

その時は敗北感と言うよりも『もう走らなくてもいいんだ』と言う安堵感、ただそれだけしかなかった。その30分後くらいに収容バスに乗り込んだ。するとあれほど動かなかった脚がなぜか動くようになっていた。やがてバスが発車した。ふと車窓に広がる景色を見ると、ボロボロになりながらも歩を進めているランナーがたくさんいた。あそこまで追い込まず、早々とリタイヤを宣言した自分を恥じ、心から泣いた。この時流した涙は一生忘れない。

そんな経験があったからこそ、今回は暑さに絶対に負けない強い脚と心を得るべくひたすら走り込んだ。

5月には月間400km超えの距離を走った(ロング走ばかりやっていたので1回平均27km弱)。しかもあえて暑い中をひたすら走ることで、暑さに負けない脚と心を作り上げ、そして考え得る準備を全て行い、レース当日は心身ともに最高の状態でスタートラインに立った。もうその時は完走している自身の姿しかイメージできなかった。それは大会が中止になった4年前の6月28日より決して気持ちを切らさず、日々サロマのことを考えて努力を積む重ねていたからに他ならない。努力をしたのはもちろん自分自身だが、努力をさせてくれたのは家族、仲間、恩師・小出義雄監督との出会い、そして夢があったからこそ、ここまで来ることができた。

レースにおいては完璧な準備をして臨んだため、楽しくて仕方がないレースにはなったが、キツくなったところも何回かあった。そんな時は『心友』じょーじさんや、たくさんの走友のおかげで乗り越えられ、暑さもさほど感じず笑顔でゴールラインを越えられた。そこには『楽しむこと、感謝すること、努力を重ねること、そして強く思い続けることで夢は叶う』と言う美しき世界がひらけていた。

「100km先のゴールには何があるか?」それはこの長い道のりを走った者にしかわからない世界。次回はいよいよ10回目の完走を目指す。この過酷なレースを10回完走したものが得られる称号「サロマンブルー」を得ると言う夢の実現へ向けて、今日からまた感謝の気持ちを込めて頑張って行く。

全てにおいて最高だった今年のサロマ、最後に小出監督から教わった金言を紹介したい。

『吉田先生、夢を実現させようと思ったら、毎日それを強く思い続けるんだよ。そうすればきっと叶うから』

ありがとう、サロマ
ありがとう、ワッカ
ありがとう、じょーじ&るーしー
ありがとう、最高の仲間たち



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