メニュー

新型コロナワクチン接種について(第1報)

葛飾区において4月26日から75歳以上の高齢者を対象に、新型コロナワクチン接種に関する「予診票」および「予防接種クーポン券(以下接種券)」が発送されることになりました。予定では5月11日より当院で接種が可能となります。今回のワクチンはこれまでの予防接種と全く違う予約方法になります。現時点での当院の方針を何点か述べさせていただきます。

 

 

1,ワクチン接種は完全予約制です。

 

2,対象は当院かかりつけの患者様のみとなります。

 *「かかりつけ」とは、現在も定期的に通院をされている患者様、検診やインフルエンザなどの予防接種を毎年受けられている患者様です。(数年前に風邪などで受診された患者様は対象にはなりません

 

3,必要事項を記載した予診票、接種券、保険証、お薬手帳などを持参の上、(なるべく)ご本人が予約にいらしてください。保険証等による本人確認を予約時に行うため、電話予約は行いません。これは接種当日の進行を円滑にし、ミスをなくすための措置ですのでご理解ください。

 

4,初回接種の3週間後に2回目接種が必要なワクチンのため、初回予約時に2回目の予約もお取りいたします

 

5,順調に流れるまでは1日5人まで、接種日は週に3日の予定です。

*時間は9時半から11時半までの30分毎にするか、午後2時から3時までワクチン接種専用時間帯として行うか検討中です。

 

6,予定が合わなかった方、かかりつけ以外の方は葛飾区が行う集団接種を利用されてください

コロナワクチンナビでお探しください。

 

7,キャンセルをされた場合は順番が後回しになることもあるのでご注意ください

 

8,現状ではワクチン数が限られているため、 ワクチン確保数の上限に達したら「一時的に予約を」締め切ります

*よって、接種を希望される方は早めの予約をお願いいたします。

 

9,原則的には葛飾区在住の方のみの接種となりますが、基礎疾患を持つ方が「かかりつけ医の下で接種を行う」場合は葛飾区外在住者でも可能です。

 

10,これらは4月14日現在の見解ですので、随時変更していきます

(4月20日、一部改変しました)

 

 

このワクチン接種はまだ始まったばかりでどう進んでいくかもわかりません。予約をきちんと取り、予定接種量を逐一報告しワクチンを取り寄せ、冷凍庫であっても保存できる期間が限られ、ワクチンを溶解し注射器に詰めたら6時間以内に使用しないといけない、現状ではワクチン1瓶につき5名分のワクチンが取れるのですが、ワクチンを余らせないようにするため予約を5の倍数でしか取れないなど、これまでのとは違ってかなり面倒くさい厄介なワクチンです。副作用の報告もちらほら上がってきており、特に「2回目接種の翌日」に副作用が強く出るようです。具体的には高熱頭痛強い倦怠感などです。副作用が出現した翌日にはそのような症状は改善するとのことですが、念のため仕事をされている方は「接種翌日が休みの日になるよう予約」されることをお勧めします

 

4月9日の厚労省発表によると国際的な評価基準(ブライトン分類レベル)でアナフィラキシーとして認定されたのは約110万回接種中79件(約10万人に7名)接種後の死亡例は計6例(約10万人に0.5名→インフルエンザワクチンの約10倍)でしたが、いずれもワクチンとの因果関係はないか、情報不足などにより「評価不能」としているようです。

 

当初はワクチン供給量も限定されているため、そこに予約が殺到すれば八王子市のようにすぐに予定数終了となることが予想されます。現にとある自治体では予約電話が全く繋がらないため、不満を抱えた市民が大挙して市役所を訪れ、パニックとなったそうです。国の方針として来年の2月末までには国民全員が2回目の接種を終えることができるとのことなので、たとえ今すぐに予約が取れなかったとしても、これまで通りの感染予防対策をとり、接種が可能となるまで焦らずお待ち願います。(接種再開の見通しがつきましたら逐次報告いたします)

 

 

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME